あやかしと宇宙防衛隊
ハートは今酷い目に遭っていないだろうか。考え、スペードは拳を握り締める。その時、スペードの耳に聞き慣れた言葉が聞こえてきた。

「ハンバーガー大きい!」

スペードは後ろを見る。家族連れが後ろのテーブルで食事を取っているところだった。レオナードが首を傾げる。

「後ろの人たち、木星の人じゃねぇの?」

「いや。この人たちは月人だよ。旅行か何かで木星にいるんじゃないかな?」

スペードの耳に、月人家族の会話が入ってくる。

「このハンバーガーおいしいね!」

「うん。おいしいね」

「しかもおっきいよ!私のお顔より大きいの!」

「本当だね〜」

「あの空を飛んでいる船より大きいかな〜?」

「あの船大きかったよね〜。変な言葉書いてあったけど」

「中に乗ってた人、すごく怖かったよ。怖い顔して近付いてきたもん」

「二人とも、無事でよかった。変なものにこれから近付いちゃダメだからね」

月人家族の会話を聞き、スペードは立ち上がる。話を聞くべきだと何故か思った。
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