あやかしと宇宙防衛隊
ダイヤはドアを開けるのではなく、壁を拳で殴って破壊して中を覗いていた。スペードは「ゴリラ」とボソリと呟きつつ、ハートを探す。

「ハート……」

スペードが呟いた時だった。

「お前たちが探しているのはこの二人か?」

低い声が響く。スペードたちは声のした方を見た。ハートを攫った男ーーーレギュラスが立っている。レギュラスの隣には女が立っていた。そして、ハートはレギュラスに、イヅナは女によって拘束されている。二人は意識がない様子だった。

「イヅナたちを返してもらおうか」

ギルベルトが剣を二人に向ける。しかし、レギュラスも女も動じることはなかった。レギュラスが何かの装置を白衣のポケットから取り出す。

「全員、生きて帰れると思うなよ。ここで死ぬか実験体になるか選ばせてやる」

レギュラスが装置を押すと、けたたましい警告音が鳴り響く。レギュラスたちの背後にある鉄製のドアが開いた。そして、大量のエイリアンがスペードたちの前に姿を見せる。
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