【偽】カップルですが、本当の恋を教えてください
永遠の愛を誓いますか
『私事ではございますが・・・』と、私と緋雁の結婚報告をして、ちょうど2か月後。
私たちは4人の同居をやめ、私と緋雁はかわらず同居、珀と葛はそれぞれの部屋に引っ越した。
・・・とは言っても、同じマンション、しかも隣同士だからあまり変わらないんだけど。
相変わらずSNSは騒いでるし、めでぃあにでるたびに色々聞かれちゃうけど、私はそれ以上に幸せだった。
そして・・・。
「すごい人・・・」
「さすが国民的アイドルだね」
今日は、LUXEONさんがライブに呼んでくれた日。
裏口・・・つまり関係者用の入口から入ってください、と言われたので4人で中に入ると、準備をしていたスタッフさんが寄ってきた。
「Echoly様ですか?ご案内いたします」
「わざわざありがとうございます・・・!」
LUXEONさん、こんなところまで配慮してくれてるなんて・・・。
でも私たち、普通に一般客の扱いで構わなかったんだけど。
「こちらのお席になります。ライブ終了後は、今と同じ道で関係者用通路を取って、左に控室がありますので・・・」
「そこで待機していればいいんですね、分かりました。でもいいんですか?関係者席なんて・・・」
「もちろんです。むしろ端の席で申し訳ない、とLUXEONは言っておりましたので。・・・あ、ではこの関係者ストラップをお願いします。素敵な時間を過ごし下さい」
スタッフさんはとても丁寧に案内してくれて、手首につける水色のストラップを渡して去って行く。
今忙しいだろうに、申し訳ない。
・・・にしても、最前列の一番端って・・・本当にいのかな?
端といってもステージはしっかり見えるし、知り合いなだけの私たちがこんな待遇を受けていいんだろうか。
メンバーで顔を見合わせて首をかしげていると、ふいに隣に人が・・・。
「こんばんは、お久しぶりです」
「佐伯さん・・・!お久しぶりです!こんなに素敵なお席を用意してくださって、ありがとうございます!」
「とんでもないです。Echolyさんが来られた、とメンバーが喜んでいます」
なんと、隣にLUXEONプロデューサーの佐伯さんが座ったのだ。
な、なにこの夢みたいな空間・・・!
「佐伯さんは・・・いつ、LUXEONさんと出会われたんですか?」
「大学生の頃なので・・・12年前ですかね。その時はまだ他のプロデューサーがいて、もう結成が5年でした」
ってことは、LUXEONさんはもう結成17年・・・⁉
大大大先輩だ・・・!
「なかなか売れませんでしたけど・・・すごく努力家で真っ直ぐな子たちなので、どうしても売れさせてあげたくて」
LUXEONさんのことを話す時の佐伯さんは、瞳がふわっと柔らかくなって、本当に大切に思ってるんだなぁって感じさせられる。
まるで、メンバーのことを話している緋雁を見ているみたいだ。
「佐伯さん、あの・・・」
「なんでしょう?」
なんだかすごく、佐伯さんに訊きたいことがある。
見当違いだったら、ものすごく失礼だけど・・・。
「──────────」
周りの人、メンバーにも聞こえないように小声でささやくと、佐伯さんは驚いたようにバッとこちらを見る。
「私はいいと思います」
私がそう言うと、佐伯さんは少し安心した様子で体の力を抜いた。
薄暗い空間の中でもよくわかるくらい、佐伯さんの耳は赤かった。
私たちは4人の同居をやめ、私と緋雁はかわらず同居、珀と葛はそれぞれの部屋に引っ越した。
・・・とは言っても、同じマンション、しかも隣同士だからあまり変わらないんだけど。
相変わらずSNSは騒いでるし、めでぃあにでるたびに色々聞かれちゃうけど、私はそれ以上に幸せだった。
そして・・・。
「すごい人・・・」
「さすが国民的アイドルだね」
今日は、LUXEONさんがライブに呼んでくれた日。
裏口・・・つまり関係者用の入口から入ってください、と言われたので4人で中に入ると、準備をしていたスタッフさんが寄ってきた。
「Echoly様ですか?ご案内いたします」
「わざわざありがとうございます・・・!」
LUXEONさん、こんなところまで配慮してくれてるなんて・・・。
でも私たち、普通に一般客の扱いで構わなかったんだけど。
「こちらのお席になります。ライブ終了後は、今と同じ道で関係者用通路を取って、左に控室がありますので・・・」
「そこで待機していればいいんですね、分かりました。でもいいんですか?関係者席なんて・・・」
「もちろんです。むしろ端の席で申し訳ない、とLUXEONは言っておりましたので。・・・あ、ではこの関係者ストラップをお願いします。素敵な時間を過ごし下さい」
スタッフさんはとても丁寧に案内してくれて、手首につける水色のストラップを渡して去って行く。
今忙しいだろうに、申し訳ない。
・・・にしても、最前列の一番端って・・・本当にいのかな?
端といってもステージはしっかり見えるし、知り合いなだけの私たちがこんな待遇を受けていいんだろうか。
メンバーで顔を見合わせて首をかしげていると、ふいに隣に人が・・・。
「こんばんは、お久しぶりです」
「佐伯さん・・・!お久しぶりです!こんなに素敵なお席を用意してくださって、ありがとうございます!」
「とんでもないです。Echolyさんが来られた、とメンバーが喜んでいます」
なんと、隣にLUXEONプロデューサーの佐伯さんが座ったのだ。
な、なにこの夢みたいな空間・・・!
「佐伯さんは・・・いつ、LUXEONさんと出会われたんですか?」
「大学生の頃なので・・・12年前ですかね。その時はまだ他のプロデューサーがいて、もう結成が5年でした」
ってことは、LUXEONさんはもう結成17年・・・⁉
大大大先輩だ・・・!
「なかなか売れませんでしたけど・・・すごく努力家で真っ直ぐな子たちなので、どうしても売れさせてあげたくて」
LUXEONさんのことを話す時の佐伯さんは、瞳がふわっと柔らかくなって、本当に大切に思ってるんだなぁって感じさせられる。
まるで、メンバーのことを話している緋雁を見ているみたいだ。
「佐伯さん、あの・・・」
「なんでしょう?」
なんだかすごく、佐伯さんに訊きたいことがある。
見当違いだったら、ものすごく失礼だけど・・・。
「──────────」
周りの人、メンバーにも聞こえないように小声でささやくと、佐伯さんは驚いたようにバッとこちらを見る。
「私はいいと思います」
私がそう言うと、佐伯さんは少し安心した様子で体の力を抜いた。
薄暗い空間の中でもよくわかるくらい、佐伯さんの耳は赤かった。