経営企画部の彼が半年間、彼女に連絡できなかった理由│Quiet Strength×Soft Strength2
「え?」
「ええ…?」
「嘘…」
一斉に悲鳴のような声が上がった後、それぞれに確認して驚いた。
「…あ…」
「本当だ…」
彼らはそこで初めて気付いた。質問は違う。けれど投資家が知りたいことは同じ。確かにそうだ…けど、こんなの分からない。
「でも、質問の意図を理解するのが難しい…」
「大丈夫です。質問の最後の一文、そこに本質が書かれています。必ずとは言い切れませんが、まずは最後を見る癖をつけましょう」
司に言われて皆で画面を見ると最後には、進捗…現在の状況…審査状況…審査の進捗…。本当だ。質問の軸はこれだ。
「で、でも、それでも間違えたら…」
「間違えても大丈夫です。そもそも総会で株主が求めているのは完璧な回答ではありません。社長が誠実か。会社を大切にしているか。一貫した方向性を持っているか。それが一番重要な事です。意図がどうしても掴みきれなかったり、話が散らかっているようならその場で質問者に確認しても構いません。もしも完璧な回答を求められたとしたら、それは紙を見ながら回答しても、他の人間が答えても問題の無い質問です」
そう言われて腑に落ちた。代わりに謎の安心感がどっと押し寄せてくる。これは理解か安心か分からないけれど、とにかく見えもしなかったハードルが下がってきてほっとした。
「ええ…?」
「嘘…」
一斉に悲鳴のような声が上がった後、それぞれに確認して驚いた。
「…あ…」
「本当だ…」
彼らはそこで初めて気付いた。質問は違う。けれど投資家が知りたいことは同じ。確かにそうだ…けど、こんなの分からない。
「でも、質問の意図を理解するのが難しい…」
「大丈夫です。質問の最後の一文、そこに本質が書かれています。必ずとは言い切れませんが、まずは最後を見る癖をつけましょう」
司に言われて皆で画面を見ると最後には、進捗…現在の状況…審査状況…審査の進捗…。本当だ。質問の軸はこれだ。
「で、でも、それでも間違えたら…」
「間違えても大丈夫です。そもそも総会で株主が求めているのは完璧な回答ではありません。社長が誠実か。会社を大切にしているか。一貫した方向性を持っているか。それが一番重要な事です。意図がどうしても掴みきれなかったり、話が散らかっているようならその場で質問者に確認しても構いません。もしも完璧な回答を求められたとしたら、それは紙を見ながら回答しても、他の人間が答えても問題の無い質問です」
そう言われて腑に落ちた。代わりに謎の安心感がどっと押し寄せてくる。これは理解か安心か分からないけれど、とにかく見えもしなかったハードルが下がってきてほっとした。