よそ見なんてしてません!…たぶん。〜クールな外科医の独占欲が止まりません〜
「あっつ……」
隣で和田先生が白衣を脱ぐ。
そのままカタカタと電カルを操作し始める和田先生。
…………ん?
視界の端に何かが引っかかる。
ちょっと待って。
私の視線が、ゆっくり斜め下へ落ちる。
思わず鼻から大きく息を吸った。
そこにあるのは、程よく筋肉のついた前腕。
手首から肘に向かって綺麗に走る筋。
そして、うっすら浮き出た血管。
…………いい。
いや。
かなり、いい。
私の中の前腕センサーが、久しぶりに合格の鐘を鳴らした。
「白石さん?」
「…………」
「白石さーん?」
「……はいっ」
顔を上げると、和田先生が不思議そうに私を見ていた。
「どうしました?」
「い、いえ!なんでもありませんっ」
危ない。