よそ見なんてしてません!…たぶん。〜クールな外科医の独占欲が止まりません〜

 「どうって……」

 「白石さん的に」

 「…………」

 見るな。

 評価するな。

 答えるな……

 「…………悪くは、ないです」

 答えたぁぁぁぁ

 何してんの私!

 「マジで?」

 和田先生が嬉しそうに笑う。

 「じゃあ結構タイプ?何点すか?」

 「………87点」

 「まじか、結構高っ!やったー、白石さんに褒められると嬉し――」

 「和田」

 …………。

 低い声が、また背後から飛んできた。

 ビクッと小さく肩が揺れ、ゆっくり振り返る。

 案の定、そこに立っていたのは須波先生。

 いつものクールな無表情。

 背中に冷たい汗が流れる。

 「須波先生」

 和田先生だけが、相変わらずニコニコしている。

 「白石さん、腕フェチらしいっすよ」

 言うなぁぁぁぁ!和田ぁぁぁ!

 「…………知ってる」

 「え?」

 「知ってる」

 今度は和田先生が私を見る。

 「なんで須波先生知ってるんすか?」
< 16 / 33 >

この作品をシェア

pagetop