よそ見なんてしてません!…たぶん。〜クールな外科医の独占欲が止まりません〜

 白石が他の男の腕を見るなんて、今に始まったことじゃない。

 前に本人から聞いたことがある。

 今までだって、好みの前腕を見つけては勝手に目で追っていたらしい。

 それでも誰とも付き合わなかった。

 だから、別に――。

 そこまで考えて、ふと手が止まった。

 じゃあ、なんで俺だったんだ。

 最初は、俺の腕が好みだったから。

 それはわかってる。

 でも、あいつが好きなのは――

 俺なのか?

 それとも………

 「…………くだらね」

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