よそ見なんてしてません!…たぶん。〜クールな外科医の独占欲が止まりません〜
食事を終えて店を出る。
車に乗り込み、先生がエンジンをかけた。
「白石」
「はい?」
「明日休み?」
「はい。休みです」
「俺も」
「そうなんですね」
それは嬉しい。
先生もゆっくりできるんだ。
そんなことを考えていると、
「じゃあ」
先生がこっちを向いた。
「うち来る?」
…………。
…………。
え。
「…………家?」
「うん」
「先生の?」
「他に誰の家行くんだよ」
いや、そうなんですけど!
え。
須波先生の家。
つまり。
そういうこと……。
…………。
えぇぇぇー
待って待って待って。
心の準備が。
「嫌?」
「い、嫌じゃないです!」
食い気味に答えてしまった。
先生が小さく笑う。
「じゃ、行くか」
「…………はい」