よそ見なんてしてません!…たぶん。〜クールな外科医の独占欲が止まりません〜

 バランスを崩し、ソファに背中が沈む。

 視界いっぱいに、須波先生。

 私の顔の両側に、先生の腕がつかれる。

 「せ、先生……」

 「俺がどんだけお前のことで余裕なくなってると思ってんの」

 低い声。

 熱を帯びた瞳。

 心臓が、一気に暴れ出す。

 「和田の腕見てニヤニヤしやがって」

 「ニヤニヤはしてません!」

 「87点」

 「それは……!」

 「俺以外の男に点数つけて」

 先生の顔が近づく。

 「よそ見してんじゃねーよ」

 「う」

 先生は私の両頬を片手で摘むと、そのまま私の突き出た唇へとキスを落とした。

 「……お前は俺のことだけ見てろ」

 熱の籠った瞳に捉えられたまま、両頬が解放される。 

 ドクンドクンと強く脈打つ。

 「せ、先生……今のは、色気が足りないです」

 「は?」

 「絶対私、ブサイクだった」

 「………はぁー」

 ため息をつく先生。

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