S系策士に豹変した元恋人御曹司の独占愛が甘すぎる
脱いだ上着とネクタイをソファの背もたれにかけた和季が、身を屈めて紗夜の首筋に顔を埋めてくる。
「紗夜……」
「……んっ」
首筋に唇を押し当てられると、また息をするのが苦しくなる。服を脱いで彼の温度と匂いをより濃く感じるようになったせいか、紗夜の心臓の音も急激に加速する。
くすぐったさと腰の奥がむずむずする感覚から逃れようと、互いの身体の間に腕を入れて力を込めることで、和季を引き剥がそうと試みる。
「んぅ……」
だが首や鎖骨に口づけられると、身体がぴく、ぴく、と強く反応して、身体の力が抜けてしまう。和季とはもともと腕力の差があるのに、これではなおさら逃れられない。
肌へのキスにどう反応していいのかわからず困惑しているうちに、ブラウスのボタンを上から四つ目まで外されてしまう。
和季が胸を見つめていると思うと途端に恥ずかしくなって、顔だけでなく全身がかぁ、と強い熱を持った。
「! あ……っ」
そっと伸びてきた和季の手がブラウスの中に入り込み、紗夜の胸を下着ごと包み込む。
彼の大きな両手に胸を掴まれていると思うとさらなる羞恥を感じたが、その手をゆっくりと動かされると、すぐに思考まで乱れ始めた。