マッチングした相手は片想いの社長でした
「シャワー浴びるといいよ」

「うん」

浴室へ入り、シャツのボタンを外す。

スカートも脱いで置き、シャワーを浴びた。

温かな湯を浴びながらも、胸の鼓動はなかなか落ち着かなかった。

シャワーを終えると、春樹さんが白いシャツを用意してくれていた。

「ごめん。これしかなくて」

「ありがとう」

袖を通してみると、やっぱり大きい。

春樹さんのシャツだから当然だけれど、いつもの自分とは違って見える。

リビングへ戻ると、春樹さんが一瞬黙った。

「……かわいい」

「もう」

また頬が熱くなる。

「そんなに照れなくても」

「だって……」

「直ぐに戻るね」

「うん」

今度は春樹さんがシャワーへ向かった。

私は一人になったリビングで、胸元をそっと押さえた。
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