マッチングした相手は片想いの社長でした
必要以上にへりくだらない。でも、相手に安心感を与える。

会議室に案内されると、私たちはすぐに準備を始めた。

パソコンを接続して、資料を確認する。

「大丈夫?」

「うん」

「じゃ、いつも通りで」

涼太君の言葉に頷いた。

プレゼンが始まる。

「では次の資料になります」

その声に合わせて、私はスライドを送った。

「サービスの概要になりまして――」

涼太君が説明し、私は必要な資料を表示する。

時々視線が合うだけで、次に何をすればいいのか分かる。

やっぱり同期なんだな。

一緒に仕事をしてきた時間が長い分、呼吸が合う。

質疑応答も無事に終わった。

しばらく先方の方たちが話し合ったあと、一人が満足そうに笑った。

「やはり来て頂いてよかった」
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