マッチングした相手は片想いの社長でした
ここは社長室なのに。

「君には俺の愛を教える」

そんなことを言われて、冷静でいられるはずがなかった。

「春樹さん…」

彼の手でシャツを脱がされ、社長室のソファでスリップ姿になる。

春樹さんの唇が肌に堕ち、私はそのままソファの上で彼に愛された。

薄ら目でソファで眠っていると、春樹さんがズボンを直していた。

しばらくして、椅子に座る音がする。

「足りないよ、那奈」

そんな声が聞こえてきた。


その日から、私の仕事は大きく変わった。

秘書の仕事を覚えながら、これまで担当していた企画部の業務も片づける。

気づけば、窓の外は真っ暗になっていた。

「……もうこんな時間」

パソコンに向かっていると、背後から声がする。

「その辺で切り上げて」
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