マッチングした相手は片想いの社長でした
見つめ合うその先に、春樹さんがいた。

「幸せだよ」

胸が熱くなった。

そして灯りが消され、私のネグリジェが春樹さんの手で脱がされていく。

この暗闇の中で、私達は溶け合って行った。

週が明けると、私たちはいつもの会社員に戻った。

昼間のオフィス。

昨日まで一緒に買い物をして、同じ食卓を囲んでいた人が、今日は社長の席にいる。

なんだか変な感じ。

「水野、稟議書頼む」

「はい」

「あと、この資料」

差し出された書類を受け取る。

「はい」

「来客がある。それも対応して」

「かしこまりました」

……多い。

思わず書類の束を見つめた。

でも、不思議と嫌ではなかった。

春樹さんの秘書になると決めた以上、ちゃんと仕事を覚えたい。

私は資料を抱えて自分の席へ戻った。
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