マッチングした相手は片想いの社長でした
「どうしよう……」

目の奥が熱くなった。

忘れるつもりだったのに。

婚約者がいると聞いたから、諦めるためにマッチングアプリまで始めたのに。

なのに今日一日で、もっと好きになってしまった。

「余計に忘れられないじゃない……」

涙が頬を伝った。

好き。やっぱり好き。

どうしたって、一ノ瀬社長が好き。

私は涙を拭おうともせず、ベッドの上で丸くなった。
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