マッチングした相手は片想いの社長でした
香織さんは少し目を丸くしたあと、
「そう」
驚くほど淡々としていた。
「そろそろ切り上げろ」
「はい、社長」
三人でエレベーターへ向かった。
エレベーターの中。なんとも言えない空気だった。
私の隣には春樹さん。
反対側には香織さん。
……元婚約者と今の恋人と春樹さん。
この状況、普通に考えたらすごくない?
沈黙に耐えられなくなった私は、つい口を開いた。
「香織さんは今でも独身なんですか?」
言ってから後悔した。
もっと他に話題があったでしょう、私。
でも香織さんは気にした様子もない。
「ええ。結婚してないわ」
「そっか。独身か」
春樹さんが呟く。
その一言に、胸がちくりとした。
ただ事実を確認しただけ。
分かっている。
「そう」
驚くほど淡々としていた。
「そろそろ切り上げろ」
「はい、社長」
三人でエレベーターへ向かった。
エレベーターの中。なんとも言えない空気だった。
私の隣には春樹さん。
反対側には香織さん。
……元婚約者と今の恋人と春樹さん。
この状況、普通に考えたらすごくない?
沈黙に耐えられなくなった私は、つい口を開いた。
「香織さんは今でも独身なんですか?」
言ってから後悔した。
もっと他に話題があったでしょう、私。
でも香織さんは気にした様子もない。
「ええ。結婚してないわ」
「そっか。独身か」
春樹さんが呟く。
その一言に、胸がちくりとした。
ただ事実を確認しただけ。
分かっている。