マッチングした相手は片想いの社長でした
「うん。パパがお父さんだよ」

春樹は思わず笑い、その小さな頭を撫でた。

やがて三人分のハンバーグステーキが運ばれてくる。

「わぁ!」

春太の目が輝く。

嬉しそうに食べる春太を、春樹は何度も見つめていた。

その様子を香織は黙って見ている。

食事を終えて店を出たころには、春太はすっかり眠そうになっていた。

「パパ……抱っこ」

「ああ、おいで」

春樹が抱き上げる。

最初は春樹の首に腕を回していた春太も、マンションに着くころには完全に眠っていた。

「寝たな」

「今日はずっと楽しみにしてたから」

香織が微笑む。

部屋に入ると、香織が奥を指した。

「春太の部屋、こっちよ」

春樹は眠っている春太をベッドへ寝かせた。

布団を掛け、小さな頭を撫でる。
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