マッチングした相手は片想いの社長でした
「夜に外に出て見てみよう」

「うん、楽しみ」

なんでもない会話。

それなのに嬉しい。

春樹さんと恋人になってから、こういう時間が少しずつ増えていった。

仕事でもなく、誰かの目を気にする必要もない。

ただ二人で過ごす時間。

しばらく走っていると、春樹さんが前方を見て声を上げた。

「おっ、サービスエリア」

ちょうど私のお腹も空いていた。

「お腹空いたね」

「食べて行こう」

車が佐野サービスエリアへ入っていく。

建物の中へ入った途端、私の視線はある文字に釘付けになった。

「あっ、佐野ラーメン」

「やはり料理に目がない」

「もうっ。佐野ラーメン有名だもん」

結局、二人で佐野ラーメンを食べることになった。

目の前に置かれた熱々のラーメン。
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