マッチングした相手は片想いの社長でした
耳元で聞こえる声が震えていた。

「俺は一生、君を放さないよ」

私も春樹さんの背中に腕を回した。

星空の下で唇が重なる。

左手の指輪が、夜空の星と一緒に輝いていた。

部屋へ戻っても胸の高鳴りは収まらなかった。

浴衣の肩を少し直そうとした私の背後から、春樹さんがそっと抱きしめる。

肩に柔らかなキスが落ちた。

「那奈」

低い声が耳元に響く。

「今夜は離さないから」

私は振り返って、春樹さんを見つめた。

「うん。ずっと側にいて」

もう一度、唇が重なる。

窓から差し込む月明かりの中、春樹さんの姿がゆっくり影に溶けていった。

そして――。翌朝。

柔らかな光を感じて目を開けると、すぐ隣に春樹さんがいた。
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