マッチングした相手は片想いの社長でした
お風呂から出て白いガウンを羽織る。

春樹さんも同じ白いガウン姿なのが、何だかくすぐったかった。

ベッドの上で春樹さんは、私を見つめてくれた。

「那奈、君を愛したい」

「私もよ」

見つめられるだけで身体が熱くなる。

「君に俺の愛を注ぐ」

春樹さんの顔が近づいた。

私は目を閉じる。

唇が重なった。

「春樹さん……」

もう一度、今度はさっきよりも長く唇を重ねる。

春樹さんの唇が、下に下がっていく。

鎖骨、胸へ、お腹へと私の体を愛でるように。

「ああ、春樹さん」

「那奈、俺を信じて欲しい」

やがて部屋の灯りが消えた。

窓の外の夜景だけが、静かに輝いていた。
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