高嶺の花も恋をしたい!
「あ、やっと帰ってきた。二人で何してたのよー」
巨峰サワーが入ったジョッキを片手にテーブルへ戻ってみると、桃子と若田君が二人で飲んでいて、朋香と夕実は他のテーブルへ移動していた。
「こいつ、ナンパされてたんだ」
「ちょっと……何言ってるのよ」
「ナンパって、ここほぼ夏成で貸切りなんだけど、一体誰に?」
「ナンパじゃない。ちょっとショールームのキッズコーナーのことを聞かれただけよ」
「情報交換会に誘われただろうが」
「情報交換会ー? え、花緒、合コンに誘われたの? 一体誰に?」
「第二営業の山村」
「山村か……高野、ちゃんと阻止した?」
「当たり前だろう? 花緒、情報交換会って言葉に騙されてスマホを出そうとするから割り入った」
「フッ、あいつは手が早いって有名だからそれ正解」
桃子と若田君までこう言うということは、本当に合コンだったんだ、あれ……。
世間知らずで恥ずかしい。
でも山村君の話が情報交換会であれ合コンであれ、男性から誘われたのは初めてのことなので、ちょっと嬉しかったのは事実だ。私でも誘ってもらえるんだと浮かれてしまった。
もちろん私が好きなのは高野なんだから、合コンで新たな出会いを探すなんて考えていないけれど。
巨峰サワーが入ったジョッキを片手にテーブルへ戻ってみると、桃子と若田君が二人で飲んでいて、朋香と夕実は他のテーブルへ移動していた。
「こいつ、ナンパされてたんだ」
「ちょっと……何言ってるのよ」
「ナンパって、ここほぼ夏成で貸切りなんだけど、一体誰に?」
「ナンパじゃない。ちょっとショールームのキッズコーナーのことを聞かれただけよ」
「情報交換会に誘われただろうが」
「情報交換会ー? え、花緒、合コンに誘われたの? 一体誰に?」
「第二営業の山村」
「山村か……高野、ちゃんと阻止した?」
「当たり前だろう? 花緒、情報交換会って言葉に騙されてスマホを出そうとするから割り入った」
「フッ、あいつは手が早いって有名だからそれ正解」
桃子と若田君までこう言うということは、本当に合コンだったんだ、あれ……。
世間知らずで恥ずかしい。
でも山村君の話が情報交換会であれ合コンであれ、男性から誘われたのは初めてのことなので、ちょっと嬉しかったのは事実だ。私でも誘ってもらえるんだと浮かれてしまった。
もちろん私が好きなのは高野なんだから、合コンで新たな出会いを探すなんて考えていないけれど。