高嶺の花も恋をしたい!
「ところで、もう名前で呼んでるんだ?」
「それ私も気になってた。なんか、二人ってそんなにしゃべる仲だったの?」
「え、そ、それは、ショールームで……」
「夏成に入る前からだ。最終面接の日に偶然会ったんだ」
なんとか言い訳を考えようとした私とは違い、高野は私たちが出会ったあの痴漢事件のことを、端的に話しだした。
もちろん同居やセフレのことは話さずに。
最初は何を言い出すのかと思ったけれど、高野の話を聞いていると、確かに出会いは話せない内容ではないことに気づく。
「ええーっ、そんなことがあったんだ。高野君やるわね! でも花緒、合宿の時は何も言ってなかったのに」
「ご、ごめんね」
「謝ることじゃないよ。でも、なんだ……高野君が一人で暴走しているのかと思ってちょっと心配したけど、そんなに前から知り合いだったんだね」
「こいつ、しっかりしてそうなのに世間知らずなところがあって、放っておけないんだ」
「うぅ……」
たった今、世間知らずだったことを認めたばかりなので、ぐうの音も出ない。
「なるほど……高野君って意外と世話焼きだったりする?」
「世話焼きって……みんな年下だからな。俺はこの同期会の中でおそらく最年長だと思う。現役で言うと4つ離れてるはずだから」
「ええっ! 高野、まさか博士課程まで取ってたのか?」
「ああ。一応工学博士だ。大学院に在籍中、インターンとして建設会社での実務経験が4年。だから一級建築士を取ってすぐに登録も済ませてる。俺から見たらみんな年下だからつい上から目線になってしまうのかもしれない。あと、まだ大学生の妹がいるから、実家でもお兄ちゃんだぞ」
二人とも驚いている。
仲の良い若田くんも知らなかったのか。
「それ私も気になってた。なんか、二人ってそんなにしゃべる仲だったの?」
「え、そ、それは、ショールームで……」
「夏成に入る前からだ。最終面接の日に偶然会ったんだ」
なんとか言い訳を考えようとした私とは違い、高野は私たちが出会ったあの痴漢事件のことを、端的に話しだした。
もちろん同居やセフレのことは話さずに。
最初は何を言い出すのかと思ったけれど、高野の話を聞いていると、確かに出会いは話せない内容ではないことに気づく。
「ええーっ、そんなことがあったんだ。高野君やるわね! でも花緒、合宿の時は何も言ってなかったのに」
「ご、ごめんね」
「謝ることじゃないよ。でも、なんだ……高野君が一人で暴走しているのかと思ってちょっと心配したけど、そんなに前から知り合いだったんだね」
「こいつ、しっかりしてそうなのに世間知らずなところがあって、放っておけないんだ」
「うぅ……」
たった今、世間知らずだったことを認めたばかりなので、ぐうの音も出ない。
「なるほど……高野君って意外と世話焼きだったりする?」
「世話焼きって……みんな年下だからな。俺はこの同期会の中でおそらく最年長だと思う。現役で言うと4つ離れてるはずだから」
「ええっ! 高野、まさか博士課程まで取ってたのか?」
「ああ。一応工学博士だ。大学院に在籍中、インターンとして建設会社での実務経験が4年。だから一級建築士を取ってすぐに登録も済ませてる。俺から見たらみんな年下だからつい上から目線になってしまうのかもしれない。あと、まだ大学生の妹がいるから、実家でもお兄ちゃんだぞ」
二人とも驚いている。
仲の良い若田くんも知らなかったのか。