高嶺の花も恋をしたい!
「露天風呂はいいかな……。あ、よかったら太一くんが入ってきて。私は先に寝かせてもらうね……」
こんな時、ツインベッドだったことをありがたく思う。
マンションだとダブルベッドが一つで寝るときに高野と距離を取ることができないから。
今は高野に顔を見られたくない……。
「え、おい、もう寝るのか? 花緒……? な、なんで泣いてるんだよ⁉」
「泣いてない……眠たくてあくびが出ただけだよ。……おやすみなさい」
「花緒、待てよ。どうしたんだよ?」
「なんでもない。なんでもないから!」
「なんでもなくないだろう? 突然どうしたんだよ。俺、何か気に障ることでも言ったか?」
高野が私を落ち着かせようと、両手を私の肩にかけベッドに座らせる。
今はそっとしておいてほしいのに、顔を覗き込む。
このまま何もなかったように、ベッドにもぐりこんで寝てしまうべきだったのに、私は堪えきれずに言ってしまった。
「……どうして、私に触れようとしないの?」
「は?」
「もう、私の体、飽きちゃった? 興味なくなった? それとも、好きな人ができたとか……」
「はあ?」
「そ、それなら早く言ってほしい。私、すぐに出ていくし」
「そんなわけないだろう!」
「でも、太一くん、全然シてくれなくなったし……。私、なにかしちゃったのかなって……」
ああダメだ。こんなこと言ったら困らせてしまうだけなのに。
でもここのところ抑え込んでいた気持ちがあふれ出してしまう――。
こんな時、ツインベッドだったことをありがたく思う。
マンションだとダブルベッドが一つで寝るときに高野と距離を取ることができないから。
今は高野に顔を見られたくない……。
「え、おい、もう寝るのか? 花緒……? な、なんで泣いてるんだよ⁉」
「泣いてない……眠たくてあくびが出ただけだよ。……おやすみなさい」
「花緒、待てよ。どうしたんだよ?」
「なんでもない。なんでもないから!」
「なんでもなくないだろう? 突然どうしたんだよ。俺、何か気に障ることでも言ったか?」
高野が私を落ち着かせようと、両手を私の肩にかけベッドに座らせる。
今はそっとしておいてほしいのに、顔を覗き込む。
このまま何もなかったように、ベッドにもぐりこんで寝てしまうべきだったのに、私は堪えきれずに言ってしまった。
「……どうして、私に触れようとしないの?」
「は?」
「もう、私の体、飽きちゃった? 興味なくなった? それとも、好きな人ができたとか……」
「はあ?」
「そ、それなら早く言ってほしい。私、すぐに出ていくし」
「そんなわけないだろう!」
「でも、太一くん、全然シてくれなくなったし……。私、なにかしちゃったのかなって……」
ああダメだ。こんなこと言ったら困らせてしまうだけなのに。
でもここのところ抑え込んでいた気持ちがあふれ出してしまう――。