高嶺の花も恋をしたい!
花緒は未だ社会人二年目。受付から抜けて、翔多のもとでやっと仕事が楽しくなり出したところだ。いずれは結婚も考えるだろうが、今は時期ではない。
なにより、花緒が全力で資格取得のために頑張っていることは、俺が一番わかっていることだ。
そんな時に、こっちの家庭の事情を持ち出すわけにはいかなかったのだが、母親がここに現れたことで、結婚についても触れざるを得なくなる。
俺は、今の花緒にとって結婚が重荷でしかないとわかっていながら、この先の言葉を言っていいのだろうか。
どうしてもここで踏みとどまってしまう。
「……太一くんは」
「え?」
「太一くんは……別れようと思っているの?」
「は? そんなつもりは」
「でも、今の言い方だと……恋愛と結婚は分けて考えているのよね?」
「……!」
「だから私には何も教えてくれなかったんだ。やっとわかった……」
立ち上がった花緒が俺を見下ろす。
なにより、花緒が全力で資格取得のために頑張っていることは、俺が一番わかっていることだ。
そんな時に、こっちの家庭の事情を持ち出すわけにはいかなかったのだが、母親がここに現れたことで、結婚についても触れざるを得なくなる。
俺は、今の花緒にとって結婚が重荷でしかないとわかっていながら、この先の言葉を言っていいのだろうか。
どうしてもここで踏みとどまってしまう。
「……太一くんは」
「え?」
「太一くんは……別れようと思っているの?」
「は? そんなつもりは」
「でも、今の言い方だと……恋愛と結婚は分けて考えているのよね?」
「……!」
「だから私には何も教えてくれなかったんだ。やっとわかった……」
立ち上がった花緒が俺を見下ろす。