高嶺の花も恋をしたい!
エピローグ 〜はじまりはオフィスラブ〜
プロポーズを受けた翌日、私たちは有休を取り、お互いの実家へ報告することにした。
急ぐ理由は柏原邸と同じ。
できるだけ早くおじい様に安心していただきたいし、私たちの幸せな姿を長く見守ってほしいからだ。
初めてお会いするおじい様は、確かにとても痩せていた。
でも表情は明るく朗らかで、私たち二人を見て涙ぐみながらこう言ってくださった。
「花緒ちゃんは自分の好きな事をやってくれたらいい。丸高のことは気にせんでいいからな。太一の傍にいて、互いに支え合っていってくれたら、何も言うことはない」と。
言っていることが太一くんとそっくりだ。
私を気遣ってくださるその優しい気持ちをありがたいと思う。
彼を幸せにすることで、その気持ちに応えていきたいと思った。
その日はちょうど土曜日で「土曜日なのに、珍しくお父さんが大阪に帰っているの」とお母様から聞き、おじい様に会った後、急遽両家の顔合わせも行われた。
土曜日の朝、当日予約を入れたにもかかわらず、『朝日交響楽団の常任指揮者』という肩書を持つお父様の顔利きで、ホテルの料亭を予約することができた。
急ぐ理由は柏原邸と同じ。
できるだけ早くおじい様に安心していただきたいし、私たちの幸せな姿を長く見守ってほしいからだ。
初めてお会いするおじい様は、確かにとても痩せていた。
でも表情は明るく朗らかで、私たち二人を見て涙ぐみながらこう言ってくださった。
「花緒ちゃんは自分の好きな事をやってくれたらいい。丸高のことは気にせんでいいからな。太一の傍にいて、互いに支え合っていってくれたら、何も言うことはない」と。
言っていることが太一くんとそっくりだ。
私を気遣ってくださるその優しい気持ちをありがたいと思う。
彼を幸せにすることで、その気持ちに応えていきたいと思った。
その日はちょうど土曜日で「土曜日なのに、珍しくお父さんが大阪に帰っているの」とお母様から聞き、おじい様に会った後、急遽両家の顔合わせも行われた。
土曜日の朝、当日予約を入れたにもかかわらず、『朝日交響楽団の常任指揮者』という肩書を持つお父様の顔利きで、ホテルの料亭を予約することができた。