高嶺の花も恋をしたい!
『吉倉京子(33)、ついに結婚!』
『国民的女優、住宅メーカーの御曹司(37)を射止める』
『はじまりはオフィスラブ! 元同期と密かに育んだ10年愛』
「こ、これ……!」
「ああ、ついに発表したんだ」
「――! 太一くん、知ってたの?」
「俺が高校の時からなんだ。さすがに女優のプライバシーってこともあって言えなかったけど。あの二人同期でさ、ここに同棲していた時期もあったんだ」
「そ、そうなんだ……」
「ハァ……やっと言えた」
もちろんそれは極秘情報だから、私にも言えなかったのはわかる。
だからあの時、吉倉京子さんとすごく親しげだったんだ。従兄のお嫁さんになる人だったからなのね。
「……翔多はさ、俺から花緒の話を聞いて負い目を感じてたんだ。京子さんがミスユニバースに選ばれてから、本社受付の選定基準が跳ね上がって、花緒みたいに本人の希望を丸無視するような事態が起きたから。翔多や京子さんが悪いわけではないけど、花緒には申し訳なかったって。だからまずは副社長秘書に抜擢したってわけ。副社長秘書でいるのは今年一年だけだ。その後はちゃんと設計に異動させるって言ってた」
設計に異動? わぁ、頑張らなきゃ!
『国民的女優、住宅メーカーの御曹司(37)を射止める』
『はじまりはオフィスラブ! 元同期と密かに育んだ10年愛』
「こ、これ……!」
「ああ、ついに発表したんだ」
「――! 太一くん、知ってたの?」
「俺が高校の時からなんだ。さすがに女優のプライバシーってこともあって言えなかったけど。あの二人同期でさ、ここに同棲していた時期もあったんだ」
「そ、そうなんだ……」
「ハァ……やっと言えた」
もちろんそれは極秘情報だから、私にも言えなかったのはわかる。
だからあの時、吉倉京子さんとすごく親しげだったんだ。従兄のお嫁さんになる人だったからなのね。
「……翔多はさ、俺から花緒の話を聞いて負い目を感じてたんだ。京子さんがミスユニバースに選ばれてから、本社受付の選定基準が跳ね上がって、花緒みたいに本人の希望を丸無視するような事態が起きたから。翔多や京子さんが悪いわけではないけど、花緒には申し訳なかったって。だからまずは副社長秘書に抜擢したってわけ。副社長秘書でいるのは今年一年だけだ。その後はちゃんと設計に異動させるって言ってた」
設計に異動? わぁ、頑張らなきゃ!