高嶺の花も恋をしたい!
 でも16時から18時なんて、どこの会社でもまだまだ勤務時間中のところが多い。だからこれだけお得なセットがあっても閑古鳥が泣いているのだ。

 もちろんこんなに素敵な場所なんだから、18時以降はきっと人気のお店なんだろうけど。

「とりあえずお疲れ様」と言ってジョッキを当ててくる高野に、私もコツンと応えてジョッキを傾けた。

 気付かぬうちに喉が渇いていたのか、ジョッキの半分ほどを飲み干してしまった。

「……結構、いける口?」
「いつもはあまり飲まないんだけど、喉が渇いていたみたい」

 空きっ腹はダメだと、食べ物を勧めてくる。

 やはり彼はお節介で世話焼きタイプなのだろう。

 私の愚痴にも根気良く付き合ってくれた。


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