高嶺の花も恋をしたい!
「……クッ……悪い、ちょっと余裕なくなってきた」
「え……」
「動くぞ。また痛いかもしれない。肩、掴んでいろ」
「ん、あ、ああっ、あ、やぁっっ……」

 ナカを擦られているのに、最初の痛さはなくなってきて、ただただ高野の存在を感じる。

「あ、あぁ……ハァ……」
「……痛いか?」
「んん……やめちゃダメ……」
「……クソッ」

 抽送がどんどん激しくなっていく。

「……太一くんっ」
「……クッ……花緒……この償いは必ずするから」
「え? ……ん、ああっ」
「……出すぞ」

 私のナカで彼がグッと大きくなったと思った瞬間、高野が自身を引き抜き、私のお腹の上に精を吐き出した。

「……頑張ったな」

 高野がそう言っておでこにキスしてくれたところまでは覚えている。でも、私の記憶はそこでプツリと途絶えてしまった。


 ◇ ◇ ◇


 花緒は俺が達した後、気を失うかのように眠ってしまった。無理もない。深酒した上に初体験なんて、体に負担がかかりすぎだ。

 俺は濡れたタオルで花緒の体を清めながら、すやすや眠る花緒の整った顔を見つめた。
 
「なんで言わなかったんだよ……」

 女性にとって初めては大切なものなんじゃないのか?
 出会って間もない同期と、やけ酒を飲んでしてしまうようなことじゃないはずだ。
 いや、やけ酒だとわかっているのに手を出した俺も悪いか。
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