高嶺の花も恋をしたい!
「……や……待って……まだ動かないで」
「でもそれじゃ、膝がつらいだろう?」
「ん……でも……」
「もっと力を抜けよ」

 ちゃぷん、という水音と、私の浅い息が浴室に響く。
 
「だって……こわい……ふぅんっ、奥が……」
「ああ……広がっていってるな」

 湯船に浸かる高野にまたがって彼を受け入れ、自重で沈み込んでいく。

 ここに来るまでに一度、ベッドで彼を受け入れていた。

 にもかかわらず、体位が違うだけでさっきよりも高野が大きく感じられ、奥に到達するのが果てしなく遠く感じられる。

 最初に感じたような痛みはもうない。隘路をぐっと奥へ進む高野の剛直が生々しく感じられ、ゾクゾクする。

 ――あと、もうちょっと……かな――

 ゆっくりゆっくりと奥へ受け入れていた時だった。

「……ひゃあっっ」

 突然高野が私を抱きしめ、腰を突き上げた。

「やぁぁっ」
「痛いか?」
「ん、もっ、動かないでっていったのにぃ……」
「……悪い、でも花緒に任せてたら俺の身がもたないよ」
「たいちくんが自分で入れてみるかって言ったくせに~」

 突然の突き上げに、私の最奥が悲鳴を上げている。

 ベッドで体を重ねた時よりもずっと深い。ずんっと響いたのは子宮の入り口だ。
 
「ハァ……ハァ……んんん――」
「花緒の奥まで入った」
「ん、だめ……絶対に動かないで……」
「……わかった。……花緒?」
「……ん?」

 高野の首にしがみついていた私は、少し身を離し高野を見下げた。
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