高嶺の花も恋をしたい!
8月に入ると、高野が指導係の先輩からひとり立ちし、1人でお客様と打ち合わせする姿を見かけるようになった。
入社からたったの4ヶ月でひとり立ちはすごいことだ。
ショールームに入る回数もグッと増え、私たちは仕事中もよく顔を合わせるようになった。
家にいる時はそんなことないのに、なぜか職場での高野はうるさかった。
いつものようにキッズコーナーにいる子供たちとLEGOで遊んでいた時のこと。
「こらっ、なんて格好してるんだ!」
高野が後ろから小さい子を叱り付けるように話し掛けてきた。
一緒に遊んでいた年長の女の子がビクッとして怯えている。
「な、なんですか、高野さん。……ちょっと、子供たちが怖がってるわよ」
私は立ち上がって高野にだけ聞こえるようにコソッと言った。
「前にも言ったよな? そのワンピース短すぎるんだよ! 屈んでおしりを突き出したらパンツが見えるだろうが」
それは気づかなかった。
ヒールを脱がずキッズコーナーのマットに膝をつき、体を伸ばしてLEGOをしていたから、ちょうどお馬さんをするような格好になっていたのよね。
後ろから見たら……わあっ、恥ずかしすぎる!
「ご、ごめんなさい。もうしないから。気をつける……」
「まったく! 前にも言っただろう」
「たかのさん、おねえちゃんおこらないでー」
「うっ……」
「れ、れなちゃん、高野さんは心配してくれてるだけなのよ? 怒ってないからね」
子供が見てる前であんな風に言ったら怖がるのがわからないのかしら、と私の方があたふたしてしまう。
入社からたったの4ヶ月でひとり立ちはすごいことだ。
ショールームに入る回数もグッと増え、私たちは仕事中もよく顔を合わせるようになった。
家にいる時はそんなことないのに、なぜか職場での高野はうるさかった。
いつものようにキッズコーナーにいる子供たちとLEGOで遊んでいた時のこと。
「こらっ、なんて格好してるんだ!」
高野が後ろから小さい子を叱り付けるように話し掛けてきた。
一緒に遊んでいた年長の女の子がビクッとして怯えている。
「な、なんですか、高野さん。……ちょっと、子供たちが怖がってるわよ」
私は立ち上がって高野にだけ聞こえるようにコソッと言った。
「前にも言ったよな? そのワンピース短すぎるんだよ! 屈んでおしりを突き出したらパンツが見えるだろうが」
それは気づかなかった。
ヒールを脱がずキッズコーナーのマットに膝をつき、体を伸ばしてLEGOをしていたから、ちょうどお馬さんをするような格好になっていたのよね。
後ろから見たら……わあっ、恥ずかしすぎる!
「ご、ごめんなさい。もうしないから。気をつける……」
「まったく! 前にも言っただろう」
「たかのさん、おねえちゃんおこらないでー」
「うっ……」
「れ、れなちゃん、高野さんは心配してくれてるだけなのよ? 怒ってないからね」
子供が見てる前であんな風に言ったら怖がるのがわからないのかしら、と私の方があたふたしてしまう。