高嶺の花も恋をしたい!
「……怒ってないよ。高野さんはお姉ちゃんを心配して言っただけだ。それより、れなちゃんのお部屋の壁紙を決めるからお母さんの所へ戻ろう」
「わぁーい!」
どうやらインテリアコーディネーターさんとの打ち合わせの段階になり、子供たちを呼びに来たらしい。
高野はアンパンマンを見ていた弟くんを抱き上げ、れなちゃんの手を引いてブースに戻っていった。
その一部始終を見ていた山下さんが「高野さんっておかんみたい。『おかん高野』ね」と不本意なあだ名を付けたのは内緒の話だ。
たしかに、高野は出会った時からお節介で世話焼きなところがあった。でも『おかん高野』って……。
あんなにエリートなのに笑ってしまう。
――そして、迎えた9月、私は一級建築士の一次試験を通過した。
「わぁーい!」
どうやらインテリアコーディネーターさんとの打ち合わせの段階になり、子供たちを呼びに来たらしい。
高野はアンパンマンを見ていた弟くんを抱き上げ、れなちゃんの手を引いてブースに戻っていった。
その一部始終を見ていた山下さんが「高野さんっておかんみたい。『おかん高野』ね」と不本意なあだ名を付けたのは内緒の話だ。
たしかに、高野は出会った時からお節介で世話焼きなところがあった。でも『おかん高野』って……。
あんなにエリートなのに笑ってしまう。
――そして、迎えた9月、私は一級建築士の一次試験を通過した。