薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
八階へ戻ると、買ってきた物を片づけ、そのまま陸斗さんが夕食を作ることになった。
「……本当に作れるんですね」
「失礼ですね」
「だって、料理するイメージなかったので」
「一人暮らしが長いと言ったでしょう」
「鈴子さんの息子なのに」
陸斗さんの手が止まった。
「それは関係ありません」
「ものすごく強く否定しましたね」
「母と一緒にしないでください」
思わず笑った。
それからしばらくして出来上がった料理は、悔しいくらい普通に美味しかった。
今日一日だけでも、仕事を失って、未來と突然会って、恋人のフリまでした。
考えなければならないことはいくらでもある。
それなのに今は、隣の部屋に住む人が作った夕食を一緒に食べながら、どうでもいいことで言い合っている。
本当に変な一日だった。
でも、不思議と嫌ではなかった。
「……本当に作れるんですね」
「失礼ですね」
「だって、料理するイメージなかったので」
「一人暮らしが長いと言ったでしょう」
「鈴子さんの息子なのに」
陸斗さんの手が止まった。
「それは関係ありません」
「ものすごく強く否定しましたね」
「母と一緒にしないでください」
思わず笑った。
それからしばらくして出来上がった料理は、悔しいくらい普通に美味しかった。
今日一日だけでも、仕事を失って、未來と突然会って、恋人のフリまでした。
考えなければならないことはいくらでもある。
それなのに今は、隣の部屋に住む人が作った夕食を一緒に食べながら、どうでもいいことで言い合っている。
本当に変な一日だった。
でも、不思議と嫌ではなかった。