薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
日付を見る。

指先が冷たくなる。

両親が亡くなった事故の日。

そこから先は速かった。

映像。

当時の車両記録。

事故後に提出された書類。

関係者の行動。

別の場所に残されていた時刻記録。

玲奈さん側の資料。

紗凪さんが確認した内部記録。

一つずつ。

別々だったものが重なっていく。

誰か一人が「これが真実です」と言ったわけじゃない。

違う場所から集められた情報が、同じ一点を指し始めた。

その中心に。

未來がいる。

坂上先生がいる。

そして。

私の両親がいる。

長い確認のあと、暢さんがゆっくり息を吐いた。

「……ここまで揃うなら、見立ては変えなくていい」

聞きたくない。

でも。

聞かなければいけない。

「……何がですか」

誰も、すぐには答えなかった。

だから、自分から聞いた。

「事故を起こしたのは……誰なんですか」

暢さんが私を見る。

「坂梨未來です」

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