薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
その時。

「陸斗」

暢さんが低く呼ぶ。

誰に言っているのかと思った次の瞬間、画面の中の陸斗さんがほんの僅かに顔を動かした。

よく見ると、髪に隠れるように小さなイヤホンが入っている。

……まさか。

ここから指示してるの?

「そのままでいい。違う方向から探って」

陸斗さんの眉が僅かに動く。

一度だけ小さく息を吐き、何事もなかったように耕史へ視線を戻した。

「では質問を変えます。未來さんから仕事をもらっているとおっしゃいましたね。具体的には?」

「会社の集金行ったり、モデルの送迎したり。未來が困ってる時に手伝ったりですね」

「ほかには?」

「いや、犯罪とかはしてないですよ。金盗んだり、人を傷つけたりとか、俺そういうの苦手なんで」

「そこはまともなんだ」

耀さんが小さく呟き、大雅さんが無言で頷いた。

すると、耕史が続けた。

「ただ、未來は時々ヤバいことに手を出すんで、止めることはありますけど」

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