薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
暢さんはそう言って、紗凪さんを見る。

「例の資料、出せます?」

「はい」

紗凪さんが頷き、ファイルを開いた。

大型スクリーンへ表示されたのは、親子関係について確認された鑑定記録だった。

そこに並んでいた名前を見て、私は息を止めた。

――坂上幹司。

――坂梨未來。

そして。

五歳になる子ども。

「……これ」

「坂上側で保管されていた記録です」

紗凪さんが静かに説明する。

「ほかの資料とも照合しています」

耀さんと暢さんが確認を終える。

暢さんが画面から目を離した。

「この記録では、坂上幹司が実父であることを示す結果になっています」

「…………え?」

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