薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
理解出来なかった。

いや。

言葉の意味は分かる。

でも、頭が拒否している。

「待ってください」

坂上先生は。

耕史の実の父親。

そして。

未來との間にも子どもがいる?

「じゃあ……耕史は?」

「本人は自分の子だと思ってるんでしょうね」

耀さんが言う。

「でも、この記録が正しいなら違う」

何なの。

それ。

「ちょっと待ってください。坂上先生って、耕史のお父さんですよね?」

「そうです」

「その坂上先生と未來の間に子どもがいて、その子を耕史は自分の子どもだと思ってる?」

誰もすぐには答えなかった。

でも、画面に表示されているものが答えていた。

「……何、それ」

声が掠れた。

そこで紗凪さんが、別の記録を開いた。

「もう一人います」

「まだ?」

今日、この言葉を何回言えばいいんだろう。

表示された名前。

――馬淵信治郎。

両親の事故で、運転していたとされていた男。

「馬淵信治郎も、その子を自分の子どもだと思っていた可能性があります」

「……はい?」

もう、何が何だか分からない。

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