薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
「早かったねぇ」

純さんが横から覗き込む。

愛梨さんまで少し呆れた顔をしているのに、暢さんだけは予想通りと言わんばかりに頷いた。

「引っかかりましたね」

「いや、“引っかかりましたね”じゃなくて。警戒とかしないんですか?」

「してないんでしょうね」

「少し疑うとか」

「それも、してないんでしょうね」

「…………」

アークグローバルソリューション。

企業乗っ取り。

裏社会との接点。

事故の身代わり。

財産の不自然な移動。

昨日まで聞いていた話だけなら、もっと恐ろしくて、もっと慎重で、もっと頭の切れる人たちを想像していた。

もちろん、未來も坂上先生も、何も考えられない人間ではない。

人の弱みを見つけて入り込み、長い時間をかけて大きなお金や会社を動かしてきた。

ただ。

成功し続けたせいで、自分たちは見抜かれない、捕まらない。

そう思うようになったのかもしれない。

その結果が。

三分。

私は未來から届いた返信を見つめながら、心の底から思った。

――包囲網にあっさり引っかかる人達って、低レベルすぎませんか?

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