薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
「……久しぶり」
それでも私は笑った。
笑えたと思う。
未來は向かいへ座ると、私の顔を覗き込むように眉を下げた。
「大丈夫? LINE見てびっくりしたんだけど」
「うん……ごめん。急に」
「いいよ。奏から連絡くるなんて久しぶりだし」
優しい。
本当に。
昔と何も変わらないみたいに。
その優しさを。
以前の私は信じていた。
「でも、騙されたって……あの弁護士?」
「うん」
私は視線を落とした。
「耕史がね、奏は結婚してるみたいだって言ってたから、びっくりしたんだよ」
やっぱり。
言ったんだ。
妻。
あの男。
本当にそのまま報告したらしい。
「私も……そう思ってたんだけど」
曖昧に笑ってみせると、未來がほんの少し身を乗り出した。
「何があったの?」
その目を見ながら思った。
食いついてる。
本当に。
ものすごく。
『焦らなくて大丈夫です』
陸斗さんの声。
私は小さく息を吐いた。
「ここだとちょっと話しにくいし……せっかくだから、上でランチしない?」
「いいよ」
即答だった。
また。
簡単。
それでも私は笑った。
笑えたと思う。
未來は向かいへ座ると、私の顔を覗き込むように眉を下げた。
「大丈夫? LINE見てびっくりしたんだけど」
「うん……ごめん。急に」
「いいよ。奏から連絡くるなんて久しぶりだし」
優しい。
本当に。
昔と何も変わらないみたいに。
その優しさを。
以前の私は信じていた。
「でも、騙されたって……あの弁護士?」
「うん」
私は視線を落とした。
「耕史がね、奏は結婚してるみたいだって言ってたから、びっくりしたんだよ」
やっぱり。
言ったんだ。
妻。
あの男。
本当にそのまま報告したらしい。
「私も……そう思ってたんだけど」
曖昧に笑ってみせると、未來がほんの少し身を乗り出した。
「何があったの?」
その目を見ながら思った。
食いついてる。
本当に。
ものすごく。
『焦らなくて大丈夫です』
陸斗さんの声。
私は小さく息を吐いた。
「ここだとちょっと話しにくいし……せっかくだから、上でランチしない?」
「いいよ」
即答だった。
また。
簡単。