薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
「……坂上先生?」

「うん。未來の色んなことを助けてくれる人なんでしょう?」

一瞬、私を見た。

でも、すぐに笑った。

「耕史、余計なことまで喋ったんだ」

「昔からそういうところあったよね」

「本当にね」

笑った。

私も。

未來も。

でも。

さっきまでとは違う。

その時。

レストランの入口で、スタッフが誰かを案内しているのが見えた。

私は特に気にしなかった。

でも。

未來が先に気づく。

「あ、来た」

「……え?」

誰が?

振り返った瞬間、息が止まりそうになった。

「坂上……先生?」

坂上幹司。

何で。

何でここに。

そんな私の顔を見て、未來は何でもないことのように笑った。

「ごめん。勝手に呼んだ」

「どうして……」

「奏がお金のことで困ってるって言うから。坂上先生なら何か相談に乗ってくれると思って」

背中に冷たいものが走った。

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