薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
私は大きく息を吐き、椅子へ深く座り直した。

もう今日は何も考えたくない。

家へ帰って、お風呂に入って、何も考えずに寝たい。

本当に、それだけでいい。

――そう思っていたのに。

「神宮寺さん」

隣から陸斗さんに呼ばれた。

「はい?」

振り向くと、妙に真面目な顔をしている。

だから私はてっきり、これからの事情聴取や会社のこと、財産を取り戻すための手続きについて話をされるのだと思った。

「事件は一区切りつきました」

「……はい」

「今後についてですが」

ほら。

やっぱり。

私は少し姿勢を直した。

「はい」

陸斗さんは私を真っ直ぐ見た。

そして。

「結婚しませんか?」

「…………」

ん?

今。

何て。

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