薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
特に、翌日が休みの日は危険。
だから最近の私は、勤務表を見る時、自分の休みより先に陸斗さんの予定を見るようになった。
被っていない。
よし。
被ってる。
……終わった。
そんな生活になっていた。
そして今日。
私は久しぶりに、心の底から笑った。
今日から私は連休。
そして陸斗さんは、今日から二泊三日の九州出張。
しかも征さんも同行。
来た。
自由。
久しぶりの。
完全なる自由。
「出張、気をつけて行ってきてくださいね」
あまりにも笑顔で言ったせいか、陸斗さんがじっと私を見る。
「随分嬉しそうですね」
「そんなことないですよ」
「本当に?」
「もちろんです」
早く行って。
できれば予定より一時間くらい早く。
今日、私は前から決めていた予定があった。
両親のお墓参り。
静岡県の奥。
富士山が見える、山と畑に囲まれた静かな町。
事件が大きな山を越えたら、ちゃんと報告に行こうと思っていた。
墓参りへ行くこと自体は、最初から皆にも話してある。
一泊できる程度の荷物も用意していた。
墓参りをして、少しゆっくりすれば帰りが遅くなるかもしれない。
そんな時は無理に東京へ戻らず、一泊すればいい。
それくらいの。
念のため。
ただ、その荷物を持って事務所へ顔を出すのは面倒だったので、昨日のうちに駅のコインロッカーへ預けてある。
今日は、いつものショルダーバッグだけ。
だから最近の私は、勤務表を見る時、自分の休みより先に陸斗さんの予定を見るようになった。
被っていない。
よし。
被ってる。
……終わった。
そんな生活になっていた。
そして今日。
私は久しぶりに、心の底から笑った。
今日から私は連休。
そして陸斗さんは、今日から二泊三日の九州出張。
しかも征さんも同行。
来た。
自由。
久しぶりの。
完全なる自由。
「出張、気をつけて行ってきてくださいね」
あまりにも笑顔で言ったせいか、陸斗さんがじっと私を見る。
「随分嬉しそうですね」
「そんなことないですよ」
「本当に?」
「もちろんです」
早く行って。
できれば予定より一時間くらい早く。
今日、私は前から決めていた予定があった。
両親のお墓参り。
静岡県の奥。
富士山が見える、山と畑に囲まれた静かな町。
事件が大きな山を越えたら、ちゃんと報告に行こうと思っていた。
墓参りへ行くこと自体は、最初から皆にも話してある。
一泊できる程度の荷物も用意していた。
墓参りをして、少しゆっくりすれば帰りが遅くなるかもしれない。
そんな時は無理に東京へ戻らず、一泊すればいい。
それくらいの。
念のため。
ただ、その荷物を持って事務所へ顔を出すのは面倒だったので、昨日のうちに駅のコインロッカーへ預けてある。
今日は、いつものショルダーバッグだけ。