薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
翌朝。
見慣れない天井をぼんやり眺めながら目を覚まし、ここは何処だろう、と数秒考えてから、ようやく自分が北海道にいることを思い出した。
昨夜、恵麻に問答無用で取り上げられたスマートフォンは、きちんと充電された状態で枕元のテーブルに置かれている。
それを見た瞬間、胸の奥にものすごく嫌な予感が湧いた。
出来れば見たくない。
でも、このまま放置したところで何かが解決するわけでもない。
私は恐る恐るスマートフォンへ手を伸ばし、Face IDでロックを解除した。
そして、画面いっぱいに並んだ通知を見た瞬間、そのまま固まった。
昨日より増えている。
LINE。
不在着信。
メッセージ。
またLINE。
その下にも不在着信。
「……ひょえー」
自分でも情けないくらい変な声が出た。
見たくないし、数えたくもないのに、通知の横に表示された数字は嫌でも目に飛び込んでくる。
そして、その一番上には陸斗さんからのメッセージが並んでいた。
『奏。起きたら必ず連絡してください』
『無事だと分かっています。怒っていません』
――本当に?
ものすごく怪しい。
その下には、
『ただ、話をしてください』
そして最後に。
『直接聞きます』
「……直接?」
その四文字を見た瞬間、嫌な予感が確信に変わった。
ちょうどその時、廊下の向こうから真那斗さんの声が聞こえてきた。
「恵麻。兄貴から連絡」
私は反射的に布団を跳ね除け、そのまま部屋を飛び出した。
リビングにいた真那斗さんは、スマートフォンを見ながら何とも言えない顔をしている。
「何て?」
「朝一番の便で新千歳に着いたそうです。もうこっちへ向かってます」
「…………え?」
思わず壁の時計を見る。
十時半。
「十一時くらいには着くと思います」
「あと三十分!?」
見慣れない天井をぼんやり眺めながら目を覚まし、ここは何処だろう、と数秒考えてから、ようやく自分が北海道にいることを思い出した。
昨夜、恵麻に問答無用で取り上げられたスマートフォンは、きちんと充電された状態で枕元のテーブルに置かれている。
それを見た瞬間、胸の奥にものすごく嫌な予感が湧いた。
出来れば見たくない。
でも、このまま放置したところで何かが解決するわけでもない。
私は恐る恐るスマートフォンへ手を伸ばし、Face IDでロックを解除した。
そして、画面いっぱいに並んだ通知を見た瞬間、そのまま固まった。
昨日より増えている。
LINE。
不在着信。
メッセージ。
またLINE。
その下にも不在着信。
「……ひょえー」
自分でも情けないくらい変な声が出た。
見たくないし、数えたくもないのに、通知の横に表示された数字は嫌でも目に飛び込んでくる。
そして、その一番上には陸斗さんからのメッセージが並んでいた。
『奏。起きたら必ず連絡してください』
『無事だと分かっています。怒っていません』
――本当に?
ものすごく怪しい。
その下には、
『ただ、話をしてください』
そして最後に。
『直接聞きます』
「……直接?」
その四文字を見た瞬間、嫌な予感が確信に変わった。
ちょうどその時、廊下の向こうから真那斗さんの声が聞こえてきた。
「恵麻。兄貴から連絡」
私は反射的に布団を跳ね除け、そのまま部屋を飛び出した。
リビングにいた真那斗さんは、スマートフォンを見ながら何とも言えない顔をしている。
「何て?」
「朝一番の便で新千歳に着いたそうです。もうこっちへ向かってます」
「…………え?」
思わず壁の時計を見る。
十時半。
「十一時くらいには着くと思います」
「あと三十分!?」