薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
その返事が少しだけ震えている気がして、私はゆっくり身体を向けた。
「だから、一つ約束してください」
「何ですか?」
「これから先、何でも陸斗さん一人で決めないでください。私のことも、この三人のことも、病院も、仕事も、家のことも、全部です」
お腹の上にある陸斗さんの手へ、もう一度自分の手を重ねる。
「全部、一緒に決めてください」
陸斗さんは、すぐには答えなかった。
しばらく私を見つめたあと、ゆっくり頷く。
「分かりました」
「本当に?」
「はい。ただ、努力はします」
「努力なんですか」
「俺、多分かなり先回りしてしまうので」
「知ってます」
「奏のことになると、余計に」
「それも知ってます」
陸斗さんは苦笑し、それから少しだけ真面目な顔に戻った。
「でも、奏が嫌がることはちゃんと聞きます。勝手に全部決めるのはやめます」
「じゃあ約束です」
「はい」
そこまで言って安心しかけたところで、陸斗さんが続けた。
「ただし、逃げる時も相談してください」
「逃げる相談って何ですか!」
思わず振り返ると、陸斗さんが久しぶりに穏やかに笑った。
つられて私も笑ってしまう。
この人は、本当に何処までいってもこの人らしい。
「だから、一つ約束してください」
「何ですか?」
「これから先、何でも陸斗さん一人で決めないでください。私のことも、この三人のことも、病院も、仕事も、家のことも、全部です」
お腹の上にある陸斗さんの手へ、もう一度自分の手を重ねる。
「全部、一緒に決めてください」
陸斗さんは、すぐには答えなかった。
しばらく私を見つめたあと、ゆっくり頷く。
「分かりました」
「本当に?」
「はい。ただ、努力はします」
「努力なんですか」
「俺、多分かなり先回りしてしまうので」
「知ってます」
「奏のことになると、余計に」
「それも知ってます」
陸斗さんは苦笑し、それから少しだけ真面目な顔に戻った。
「でも、奏が嫌がることはちゃんと聞きます。勝手に全部決めるのはやめます」
「じゃあ約束です」
「はい」
そこまで言って安心しかけたところで、陸斗さんが続けた。
「ただし、逃げる時も相談してください」
「逃げる相談って何ですか!」
思わず振り返ると、陸斗さんが久しぶりに穏やかに笑った。
つられて私も笑ってしまう。
この人は、本当に何処までいってもこの人らしい。