薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
それから始まったのは、どう見ても捜査会議だった。

法律事務所だから調査報告会とでも呼ぶべきなのかもしれないけれど、何が正しいのか私には分からない。

さっきまでの騒がしさが嘘みたいに室内の空気は引き締まり、スクリーンには名前と日付、そこから伸びる何本もの線が映し出されていた。

「まず、坂梨未來さんからの連絡ですが、既読にするのはこのあとにします」

暢さんが口を開く。

「まだ開かないんですね」

「うん。それまでに、こちらである程度準備を整えておきたい」

スクリーンが切り替わる。

「それと、どうもきな臭い」

その一言で、さらに空気が変わった。

「神宮寺さんから預かっている端末の情報と、こちらで正当に確認できる範囲の情報を照合して、坂梨未來さんの周辺を見ました」

画面に未來の名前が大きく表示され、そこから一本の線が伸びる。

その先には、忘れようとしても忘れられない名前があった。

「……髙橋耕史」

高校時代に付き合っていた男。

未來に紹介され、あとになって、最初から未來の方を好きだったと知った人。

「坂梨さんと髙橋耕史。今も接点があることは確認できています」

画面には、いくつかの時系列と確認済みの情報が並んでいる。

「特に気になるのはここ。神宮寺さんへ連絡している時期と、髙橋耕史側の動きに重なる部分がある」

「……偶然では?」

「可能性はある」

暢さんは即座に否定しなかった。

「だから、これだけなら断定しない。でも問題は、この先」

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