薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
画面が変わる。

もう一人。

――坂上幹司。

胸の奥が、どくんと鳴った。

両親が亡くなったあと、会社や相続、資産の処理に関わり、当時の私には分からないことを任せていた男。

スクリーンには、未來、髙橋耕史、坂上幹司の名前が並んでいる。

「一本の線が繋がったというより、複数の線が絡んでいた、と考えた方が近いかな」

誰も口を挟まない。

「接点までは確認できた。ただ、何のために繋がっているのかは、まだ断定しない」

陸斗さんが腕を組んだまま尋ねた。

「今日の契約終了については?」

「そこも確認してる」

別の資料が表示される。

「神宮寺さんの勤務先については、昨夜、本社側へ外部から何らかの働きかけがあった可能性を示す情報がある。そのあと急に契約終了が決まってる」

ロッカールームで聞いた話とも一致する。

茂樹先生が静かに尋ねた。

「坂上幹司と繋がるのかい?」

「関連を疑う材料はあります」

暢さんは慎重に答えた。

「ただし、現時点で坂上本人が指示したとまでは言えません」

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