薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
暢さんが軽く手を上げた。

「陸斗、先に結論まで行かない。今はまず安全の確保と、これ以上危険を増やさないための対応から」

そしてホワイトボードへ目を向ける。

「接点は見えてきた。でも、それ以上はまだ決められない。ここから先は、僕たちも勝手に越えられない線がある」

茂樹先生も静かに頷いた。

「さらに踏み込むには、正式な照会や請求など、必要な手続きを踏まなければなりません。状況によっては、警察など外部機関へ相談することも考える必要があります」

「はい」

「当然、こちらが動いていることを相手に知られる可能性もありますし、時間も掛かるでしょう」

茂樹先生は、少し間を置いて続けた。

「ご両親のことや会社だけではなく、神宮寺さん自身がもう触れたくないと思っていた過去についても、改めて確認しなければならないことが出てくるかもしれません」

未來。

髙橋。

そして、そのほかの人たち。

私が終わったことにしていたものまで。

「その上で進めるかどうか。そこは、神宮寺さんが決めてください」

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