天才外科医の密かなる執愛~傾国の微笑は運命を耽美に狂わせる~
言うなり藍衣を抱き上げて自身の寝室に運び、ベッドに横たえた。

ベッドサイドの間接照明だけがほんのりと灯る室内で、肌着を開き、和装下着の合わせ目を解く。

「……あの。あまりまじまじとは……」

慌てて体を隠すと、彼は「捧げてくれるんじゃなかったのか?」と優しい口調で尋ねてきた。腕を取り、胸元にキスを施す。

「は、初めてなので。お手柔らかにお願いします」

「了解。ゆっくり、たっぷりかわいがることにする」

そう了承して藍衣の肌に指先を沿わせる。さっそく体が高ぶって、吐息が漏れた。

そんな藍衣の反応を嬉しそうに眺めながら、彼自身もジャケットとシャツを脱ぎ捨てる。

ボタンを外すごとにあらわになっていく彼の肌が目に眩しい。美しいルックスだと知ってはいたけれど、いざ身に纏うものをなくすと、なんと芸術的で麗しいことか。

服の上からでは気付けない、しなやかな筋肉と逞しさを目の当たりにして、鼓動が高鳴る。

「緊張しなくていい。痛いことはしない」

熱く火照る肌を重ね合わせながら、彼がそっと囁く。

「藍衣にとって、気持ちいいことだけをする」

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