天才外科医の密かなる執愛~傾国の微笑は運命を耽美に狂わせる~
キスとともに指先で下腹部を撫でられて腰がはねる。ぞくぞくとした疼きを感じながら、彼の体を受け止める。

「緊張しているのは、痛いのが怖いんじゃなくて」

彼の腕にきゅっとしがみつきながら、額を肩口にすりつけて声を絞り出す。

「黎士さんの体を目にしたら、すごく…………お腹が、きゅうっとしてきてしまって」

それが藍衣が初めて覚えた劣情だと知って、彼が笑みを深める。

「かわいいよ、藍衣」

悶えるような声を漏らしながら、彼が藍衣の体を激しくかき抱く。昂っているのは自分も同じ、そう伝えるように熱い素肌を擦り合わせる。

「俺の体で、もっと興奮して。そんな藍衣を見るのも幸せだから」

首筋、胸元と唇を這わせながら、藍衣の太ももを抱え上げる。

またじわりと下腹部が熱く滾って彼の雄が欲しくなる。初めての感覚がやるせなく、思わず「ああ……」と吐息を漏らした。

「愛してるよ、藍衣」

ゆっくり、たっぷり、そんな言葉通り、じわじわとお互いの昂ぶりを募らせて。

ふたりは体を重ね合わせ、純粋な愛を捧げ合った。



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