天才外科医の密かなる執愛~傾国の微笑は運命を耽美に狂わせる~
再び溺愛スイッチをオンにして甘い声で囁く彼に、藍衣はぎくりと身を固くする。
(その『のんびり』は一般的なのんびりじゃないよね……)
とはいえ、そろそろこちらの体の方も限界のようで、彼の愛撫にお腹の奥が切なくなってきた。きゅっと引き締まるような昂ぶりに、たまらず彼の腕に抱きつく。
「明日に響かない程度に、ちょっとだけ、『のんびり』しましょうか」
そう許可を出すと、途端に黎士が首筋に口づけてきた。「んっ……」と吐息を漏らす彼に、呼吸が荒くなる藍衣。
ふたり、離れがたいとでもいうように体を密着させながら露天風呂から上がる。
真面目な藍衣の要望でしっかりと水気を取ってバスローブに身を包んだあと、そのままベッドへ。
『のんびり』と体を絡めて愛を確かめ合い、ヴィラでの夜は更けていった。
翌日、散策から帰ってきたふたりは宿泊施設の本館へ。スタッフに案内された部屋で用意されていたものに、藍衣は驚きの声をあげた。
「わあ……!」
衣桁にかけられていたのは、精緻な刺繍が施された雪のように白い正絹の反物。隣には立派な紋付羽織袴がかけられている。
「言っただろ。藍衣に着物を着せるならホワイトだって」
(その『のんびり』は一般的なのんびりじゃないよね……)
とはいえ、そろそろこちらの体の方も限界のようで、彼の愛撫にお腹の奥が切なくなってきた。きゅっと引き締まるような昂ぶりに、たまらず彼の腕に抱きつく。
「明日に響かない程度に、ちょっとだけ、『のんびり』しましょうか」
そう許可を出すと、途端に黎士が首筋に口づけてきた。「んっ……」と吐息を漏らす彼に、呼吸が荒くなる藍衣。
ふたり、離れがたいとでもいうように体を密着させながら露天風呂から上がる。
真面目な藍衣の要望でしっかりと水気を取ってバスローブに身を包んだあと、そのままベッドへ。
『のんびり』と体を絡めて愛を確かめ合い、ヴィラでの夜は更けていった。
翌日、散策から帰ってきたふたりは宿泊施設の本館へ。スタッフに案内された部屋で用意されていたものに、藍衣は驚きの声をあげた。
「わあ……!」
衣桁にかけられていたのは、精緻な刺繍が施された雪のように白い正絹の反物。隣には立派な紋付羽織袴がかけられている。
「言っただろ。藍衣に着物を着せるならホワイトだって」