さようなら、お別れしましょう
「わたくしと同じように、皆様も気に入ってくださって嬉しいわ。これからも、仲良くできそうですわね?」
「え、ええ……」
「どうぞ仲良くしてくださいませ……」
すっかり令嬢たちはおとなしくなり、全員がわたくしの言いなり。
イーザック様を奪おうとしたり、わたくしに逆らおうなどと考える人間は、これで誰もいなくなった。
そんな空気の中、やってきたのは――
「メリア様。お茶会にご招待していただき、ありがとうございます」
――レフィカ様だった。
長い銀髪に、淡い色の花を思わせるドレス。
花の香が漂っているのではと、錯覚しそうになるほど、レフィカ様の容姿はドレスに負けず美しい。
令嬢たちはレフィカ様をしっかり見るのが初めてで、その美しい容姿に見惚れていた。
でも、それは一瞬だけ。
「レフィカ様、来てくださって嬉しいわ」
わたくしの声に、令嬢たちは我に返り、びくっと身を震わせた。
誰もレフィカ様に話しかけれることはなく、挨拶もない。
――正妃なのに挨拶一つされないなんてね。
惨めなレフィカ様を見て、くすりと笑った。
「わたくしのお茶会へようこそ。王宮をご覧になられて、懐かしく思われたのではありませんこと?」
「ご招待いただきありがとうございます。懐かしく思う暇もないくらいに、楽しく暮らしておりますわ」
レフィカ様が微笑むと、令嬢たちはその美しさに圧倒されてしまい、誰も挨拶ができなかった。
そんな様子が伝わったのか、レフィカ様は令嬢たちに微笑んで、小さく頭を下げた。
「なんて謙虚な方でしょう」
「レフィカ様がこんな美しい女性だったなんて、知りませんでしたわ」
ひそひそと話す令嬢をベルタがにらみつけた。
令嬢たちは慌てて、センスで口元を隠し、黙り込んだ。
レフィカ様はなにかを察したようで、周囲を見回し、困った顔をした。
――そうよ。レフィカ様は一人。あなたの味方は誰もいなくてよ!
ふっと笑みがこぼれた瞬間、わたくしの最大の味方が現れた。
「メリア。約束通り、お茶会に来たぞ」
イーザック様は約束通り、お茶会へ出席してくれた。
わたくしとレフィカ様。
どちらが正妃にふさわしいか――イーザック様、その差をしっかりご覧になって!
「え、ええ……」
「どうぞ仲良くしてくださいませ……」
すっかり令嬢たちはおとなしくなり、全員がわたくしの言いなり。
イーザック様を奪おうとしたり、わたくしに逆らおうなどと考える人間は、これで誰もいなくなった。
そんな空気の中、やってきたのは――
「メリア様。お茶会にご招待していただき、ありがとうございます」
――レフィカ様だった。
長い銀髪に、淡い色の花を思わせるドレス。
花の香が漂っているのではと、錯覚しそうになるほど、レフィカ様の容姿はドレスに負けず美しい。
令嬢たちはレフィカ様をしっかり見るのが初めてで、その美しい容姿に見惚れていた。
でも、それは一瞬だけ。
「レフィカ様、来てくださって嬉しいわ」
わたくしの声に、令嬢たちは我に返り、びくっと身を震わせた。
誰もレフィカ様に話しかけれることはなく、挨拶もない。
――正妃なのに挨拶一つされないなんてね。
惨めなレフィカ様を見て、くすりと笑った。
「わたくしのお茶会へようこそ。王宮をご覧になられて、懐かしく思われたのではありませんこと?」
「ご招待いただきありがとうございます。懐かしく思う暇もないくらいに、楽しく暮らしておりますわ」
レフィカ様が微笑むと、令嬢たちはその美しさに圧倒されてしまい、誰も挨拶ができなかった。
そんな様子が伝わったのか、レフィカ様は令嬢たちに微笑んで、小さく頭を下げた。
「なんて謙虚な方でしょう」
「レフィカ様がこんな美しい女性だったなんて、知りませんでしたわ」
ひそひそと話す令嬢をベルタがにらみつけた。
令嬢たちは慌てて、センスで口元を隠し、黙り込んだ。
レフィカ様はなにかを察したようで、周囲を見回し、困った顔をした。
――そうよ。レフィカ様は一人。あなたの味方は誰もいなくてよ!
ふっと笑みがこぼれた瞬間、わたくしの最大の味方が現れた。
「メリア。約束通り、お茶会に来たぞ」
イーザック様は約束通り、お茶会へ出席してくれた。
わたくしとレフィカ様。
どちらが正妃にふさわしいか――イーザック様、その差をしっかりご覧になって!